学ぶ(甲府の歴史、それは信玄公の足跡を追いかけること)
戦国武将・武田信玄ゆかりの地で、NHK朝ドラ『花子とアン』の舞台にもなった人気の観光地である甲府。
甲府には、武田神社や金櫻神社、夫婦木神社などのパワースポット、絶景が楽しめる昇仙峡、甲府の奥座敷湯村温泉、レトロな街並みが人気の甲州夢小路など、武田信玄や太宰治の歴史がたどれる寺社など名所が多くあり、歴史ファンのみならず多くの人が訪れます。甲府は、武田信玄や太宰治の歴史がたどれる寺社などが多く、歴史ファンのみならず多くの人が訪れます。
そんな甲府を訪れる大人の旅のために、武田氏を中心とする歴史の話を、教科書では教えてくれないちょっとだけ詳しい話を加えて、ご紹介します。
それでは、甲府の歴史の中に足を踏み出してみましょうか。
甲府五山
臨済宗に帰依した武田信玄は、京都と鎌倉の寺院で構成される五山制度にならい、甲府に五山制度を定めるために、甲斐国の古刹を府中(甲府)城下に集め、これらの寺院を臨済宗妙心寺派に改め、「御城附御祈願所五山」と定め支援しました。現在では甲府五山と呼んでいます。
通常の五山制度では1位から5位までの格付けが行われていますが、甲府五山においては順序、格付け等の明確な規定も資料も残されていないようです。
ところで甲府五山を徒歩で回るとなると少々覚悟が必要です。甲府の北側に位置しているとはいえ愛宕山を挟んで長禅寺、能成寺、東光寺は南~東側、円光院、法泉寺は西側に位置している。しかも標高差200mの愛宕山を越えて、約15km程度を歩くことになります。