期間限定の御朱印帳と御朱印紙の授与

高尾山の伝説

高尾山薬王院では、真言宗開祖の弘法大師空海(774~835年)の生誕1250年にあたる2023年6月15日、記念の御朱印帳と御朱印紙の授与を期間限定で始めています。

弘法大師空海は平安初期、遣唐使の一員として唐(中国)に渡り、在唐中に密教の理解に必要なサンスクリット語(梵語)を習得しながら、密教の勉強に励みました。

そしてわずか半年後には、真言密教を正式に受け継いだ僧の恵果(けいか)という唐の国師に会いに行き、そこで恵果は一目で空海を認め、自身の弟子にし密教のすべてを空海に伝授したのです。

帰国後、それらの組織化、総合化に努め、『大日経(だいにちきょう)』系と『金剛頂経(こんごうちょうぎょう)』系の密教を両部としてまとめることに成功しました。

また、一宗の開祖にとどまらず、中唐後期の大陸の文化を幅広く移入し、平安初期の日本の文化全般に寄与したことは計り知れないものがあります。

没後「弘法大師」の号を贈られたといいます。

御朱印帳は表紙に、青い袈裟を着た空海が、「霊気満山」を掲げる薬王院の山門・浄心門に立つ姿をイメージしてデザインされています。
御朱印紙は弘法大師像をまつった薬王院境内の「大師堂」や、空海への帰依を意味する「南無大師遍照金剛」の墨書きなどを載せています。

御朱印帳は一冊3500円、御朱印紙は一部1200円。年内限定で境内の御護摩受付所で授与するとのことです。

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