高尾山の自然

イベント紹介

自然教室「ヨル×タカオ 生きもの観察ハイキング」

東京都高尾ビジターセンターでは、自然教室「ヨル×タカオ 生きもの観察ハイキング」が、8月18日(金)と8月19日(土)に開催されます。高尾山山頂にある高尾ビジターセンターに集合のうえ、解説員と一緒に、夜ならではの生きものを観察し
高尾山の自然

高尾山での遭難が増加

読売新聞6月15日版には、高尾山での遭難についての記述がありました。 「全国の警察が昨年1年間に確認した山岳遭難...
イベント紹介

沿線めぐり『伊能忠敬と高尾山歴史散歩』伊能測量隊の軌跡と高尾山薬王院

沿線での学びの機会を提案する「京王アカデミープログラム」の一環として、2023年7月4日(火)に、「沿線めぐり『伊能忠敬と高尾山歴史散歩』伊能測量隊の軌跡と高尾山薬王院」を開催。今回は、講師に伊能忠敬研究会 前代表理事 菱山 剛秀氏を迎え、没後205年になる伊能忠敬に焦点をあて、忠敬の生涯や足跡を学びます。
高尾山の自然

セッコクが美しい高尾山へ

「セッコク」は、着生ランなので、なんと樹上の枝や幹に根を張って白い花を咲かせます。しかも、一度に大量の花を付けると雪景色のようになるのです。その光景はとても神秘的でもあります。そんなちょっと奇妙で、神秘的な美しさをもった「セッコク」の大群生があるのが、ここ高尾山なのです。
高尾山の自然

牧野富太郎博士と高尾山を歩く

高尾山は植物の宝庫として知られていますが、「日本植物分類学の父」といわれる牧野博士も日記に残っているだけで、1906年4月14日(44歳)~1933年10月4日(71歳)の間に高尾山に20回訪れ、多くの植物を採集・発見しています。なんと、牧野富太郎博士が高尾山で採集・発見した植物は10種類以上あるそうです。和名や学名に「タカオ」と命名するところに高尾山への愛を感じてしまいます。新種の植物が発見される高尾山は牧野富太郎博士にとって、まさに胸が高まる調査地だったのではないでしょうか。
高尾山の自然

絶滅危惧種の花復活を目指す

高尾山内にある「高尾山さる園・野草園」で2021年3月、絶滅危惧種の花「ムラサキ」の復活を目指すプロジェクトが始まりました。  万葉集にも登場し、初夏になると白い可憐かれんな花をつける「ムラサキ」は、かつて高尾山にも自生していたといいます。 ムラサキこの絶滅危惧種を復活させようと、山内のケーブルカーや、エコーリフトを手掛ける高尾登山電鉄が運営する同園が苗の栽培を始めました。  ケーブルカーの開業が1927(昭和2)年であることから、開業100年を迎える6年後にはムラサキの群落を観光客に披露したいとの計画とのこと。  和名ムラサキの語源は、本種が群れて咲くことから「群ら咲き」であるとする説が一般的ですが、図鑑等には紫色の根が由来と説明するものもあるようです。  ムラサキは乾燥すると根が紫色になることから草木染の染料に使われてきたほか、乾燥した根は、紫根(しこん)と称される生薬などとしても用いられてきた。  奈良時代から江戸時代末期まで栽培が行われてきたようで、学校の校歌にも登場するくらい武蔵野には昔からあったようです。  しかし、ウイルスに弱く、発芽率も低いことなどから、次第に自生している姿が見られなくなった。 明治時代には化学染料の台頭で栽培地も少なくなり、現在は環境省のレッドリストで「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」とされる「絶滅危惧IB類」に指定されている。  このため現在、高尾山内で自生するムラサキを見ることは非常に難しいという。  高尾登山電鉄が、植物の専門家に問い合わせたところ、檜原村で自生していた在来種のムラサキが発見され、その復活に取り組む団体「ひのはらムラサキプロジェクト」を紹介された。  団体の事務局に問い合わせると、早速、苗5鉢と種を分けてもらえたという。  2021年4月末、プロジェクト立ち上げから1カ月がたち、特に苗から植えたものについては高さ約30センチまで成長しているといい、成長すると60センチ~80センチほどの高さになるという。  同園は、高尾山ケーブルカー・高尾山駅から徒歩3分の場所にあり、約80頭のニホンザルを飼育する「さる園」と、約300種の亜高山帯植物や高山植物などがある「野草園」が併設されている。 プロジェクトの進行については、同園のブログやツイッターなどで取り上げていくという。 
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