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新選組ゆかりの地



佐藤彦五郎新選組資料館

 その名の通り、佐藤彦五郎が残した膨大な資料から新選組に関係するものを公開しているのがこの資料館です。
 佐藤彦五郎と妻・のぶ(土方歳三の姉)の子孫が運営しています。

 土方歳三の義兄である佐藤彦五郎は、新選組隊士ではなかったのですが、新選組の強力な支援者でした。
 幕末、最後の日野宿名主を努めた佐藤彦五郎は、自宅でもあった日野宿本陣に天然理心流の道場を開き、そこには近藤勇や沖田総司、山南敬助らが訪れ、日野出身の土方歳三・井上源三郎らを交えた新選組と日野の人々との物語の幕がここから上がることになります。

 佐藤彦五郎新選組資料館では、手紙、日記類のほか、天然理心流の血判神文帳や天然理心流極意皆伝の免許、近藤勇が描いた掛け軸や、彦五郎の長男(土方歳三の甥)が捕らえられた時、刀を取られただろうということで土方歳三が拝領された葵の紋入りの刀を贈った「越前康継」、盲目の長兄の影響で始めたと言われる土方歳三の横笛、京土産の小椀、近藤勇が佐藤彦五郎に譲渡した単筒、沖田総司の山南敬助の死を伝える手紙、永倉新八の近藤勇の首級(行方不明)を探しに京に行くという手紙、などここでしか見ることのできない新撰組に関する数々の資料や物品を公開しています。

 土方歳三が実際に使用していたという鉄扇は、歴史の重みが伝わり、今にも歳三がこれをもって奥のほうから出てきそうです。
 しかもこれらは所有する中のほんの一部で、その他の資料は展示内容を変更しながら順次公開して行くそうです。

 また、数々の新選組グッズが販売されています。新選組のマスキングテープや近藤勇、土方歳三の肖像写真のレプリカ、展示されている沖田総司の手紙など、隊士直筆の手紙のレプリカ、さらには、土方歳三のポスターやシールもあるというから驚きです。

 また、ここは資料館ですが御朱印が300円でいただけます。半紙に書かれた状態のものもありますし、御朱印帳を出して書いていただくこともできます。

 佐藤彦五郎新選組資料館は、日野市日野本町の「日野宿本陣」の裏手にあるので、併せて観光にくることをおすすめします。
 なお、佐藤彦五郎新選組資料館は、第1・第3日曜日11:00から16:00のみの開館となるのでご注意願います。


新選組ゆかりの地情報
名称 佐藤彦五郎 新選組資料館
住所 東京都日野市日野本町2-15-5
アクセス JR日野駅から徒歩で8分
営業時間 [日] 11:00から16:00 第1・第3日曜日に限る。臨時開館日有(要問合せ)
料金 小学生 300円 中学生 300円 大人 500円


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御用改めである
日野の新選組訪ね歩き

日野は新選組副長の土方歳三や六番隊隊長の井上源三郎の出身地であり、子孫の方々が開館する資料館や数多くの史跡が残っています。これらを訪ね歩き新選組の波乱の歴史に思いを馳せます。

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