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新選組ゆかりの地



石明神社

石明神社は、土方歳三が生まれた石田村の隣村・新井村を守る鎮守(ちんじゅ)の神社でした。

 石田村は多摩川の洪水で鎮守の森が流されていたため、新井村のこの石明神社が石田村の鎮守もしていました。 
 新井村と石田村のほとんどの家で、赤ちゃんが生まれた時のお宮参りは石明神社に来ていたそうです。土方歳三もお宮参りに来たかもって考えると、それもまたいいですよね。

 石明神社は、慶長2年(1597)に社殿を改築した棟札が最古のものであり、それより昔にこの浅川沿いに創建されていました。古くは堰大明神、または石明社または石大明神といわれていましたが、近代にいたって石明神社と改称され、戦後も石明神社と呼ぼれています。

 石の神ではなく、もともとは堰の明神であろうという説もあります。「堰(せき)」は川をせき止めて水量を調節するもの。神社がある場所は浅川の本流脇にあり、たびたび洪水を起こしていたので、元は水害を防ぐための神社だったと考えられています。
「新編武蔵風土記稿」という1800年代の本に、石棒を祀っていると書かれているので、どこかの時点で石棒を祀って石神という側面を持ったようです。

「(新井村)石明神社 除地、三段、村の西萬願寺村の境にあり、社は五尺四方にして、覆屋二間に二間半、前に鳥居をたつ、神體は石にて長二尺六寸ばかり、大さ中の所にて一尺二寸ほど、其状上の如し、當社鎮座、および由来を詳にせず、棟札に慶長二年丁酉三月十八日御遷宮、金剛寺法印亮海この餘にも文字あれども消滅して、わづかに小助刀之衆氏子の七字読むべきのみ、今村内の鎮守なり、光徳寺持(新編武蔵風土記稿より)」

 ご祭神は、日本神話の神様で、道開きの神様である猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)です。
 天孫降臨の道案内をした神話から、正しい道を示す開運や、交通安全、厄除け、道の守護神の御利益が信じられています。


新選組ゆかりの地情報
名称 石明神社
住所 日野市石田2-11-13
アクセス 多摩モノレール線万願寺駅から徒歩6分
営業時間
料金


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御用改めである
日野の新選組訪ね歩き

日野は新選組副長の土方歳三や六番隊隊長の井上源三郎の出身地であり、子孫の方々が開館する資料館や数多くの史跡が残っています。これらを訪ね歩き新選組の波乱の歴史に思いを馳せます。

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